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326

やさしいあくまなかむらみつる(著)
この絵本が出版されてもう5年程たっているかな326のイラストは好きで出てすぐに買った絵本。何回も読める(みる?)絵本て少ないんだけど、やさしいあくまは何回も読んだ絵本のひとつ。
子供にはもちろんお勧めしたい絵本だけど、いい大人にもお勧めしたい。
「あくま」なんだけど やさしいんですよね(笑読む人の気持ちもやさしくなるような気がします。

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Magyo Gari

魔魚狩り水口 憲哉
1941年生。東京海洋大学沿岸域利用論研究室教授。夷隅東部漁協組合員。自然や生態系に少しでも興味のある方にお勧めしたい本。

知っていますか?
日本の鮭がアメリカやカナダでDogサーモン(犬の餌)と呼ばれ、人間の食用として扱われない事実

日本の国土交通省・農林水産省・環境省が何をしているか根本的に何が問題なのかを提起しておられます。釣りというフィルターを通して語られている箇所も多々あり「つりをする人の為の本」のように見られるのが非常に残念な本。この本の著者は、釣りを趣味としていないため、感情論ではなく冷静に論じておられます。

長良川の河口堰の本当の問題。生態系以前にもっと重大な問題があるのですが、生態系等をスケープゴートに使用されています。サツキマスがどのようにしてレッドデータブック(絶滅危惧種)から除外されたのか等。また、日本のメディアのあり方など考えさせられる所があります。ブラックバス=害魚といったイメージがどの様にして築き上げられたかわかります。本当の問題から目を反らせたい人が居るんですね。NHK以外のメディアにはスポンサーが無くては運営していけないという事実をふまえた論評。唯一頼りのNHKもおかしい状態なのでこの本を読んでもらえたら良いなと・・・

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今回の特定外来生物法に関するパブリックコメントは
反対意見95,620
賛成意見12,195
という結果でしたが反対意見にまともな意見が一つもなかったので、変更等一切しないと結果ありきな結末でした。本当の問題を分かった上でバスを害魚にしている人はまだましなのですが、何も知らずにバス=害魚と思い込まされている多数の一般の人が沢山いることにこの国のあり方(純血主義・メディア統制)の本質が見え隠れしているように思うのは杞憂なのでしょうか。

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mono kuu hitobito

少し前、ゲテモノを食べる話題があった。ゲテモノを食べる話になると、いつも「うるるん」で幼虫を生きたまま食べていた映像がイメージとしてフラッシュバックする。見なきゃよかったと後悔している。

そのイメージの後に、随分前に読んだ『もの食う人びと』 辺見 庸(著)をかならず思い出す。 この本はけしてゲテモノを食べることがテーマなわけではない「食」というフィルターをを通して、世界各国の状況やその国を見ている、といった感じのルポです。食べる事は生きることなんだな・・・といった感想を持つと共にあきれてしまう内容のルポもあります。読んだ尻から忘れてしまう書籍が多いなか忘れられない本の一つ。グルメだとか食に興味のある方全てにお勧めしたい本です。

また、ゲテモノで思い出す事がもうひとつ・・・
職場で、「ゲテモノばなし」になった時、なぜか私は私は・・・・と皆、こんなものやあんなものと自慢をする。ミミズを煎じたものをクスリとして・・ハチの子・・イナゴ・・カエル・・この辺までは、よく聞く話なので誰が発言したかも憶えていないが、家で飼っていたカナリアの卵を目玉焼きにして食べたという経験談だけは耳にこびりついている。タマゴの殻は薄い緑色だったそうで、小さすぎて味も糞も無く美味しくなかったそうである。食べた動機は、1羽で飼っていたのでどうせ雛にならないから・・・だそう。
カナリアかカナリヤか悩んだ・・・ヾ(・・;)ォィォィ

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grapefruit juice

grapefruit juice
ビートルズもジョンレノンにも特別な思い入れの無い私。
嫌いじゃないけれど、持っているCDは数枚程度。
ジョン・レノンはこの本に刺激され「イマジン」を生み出したそうです。 講談社文庫1998年4月15日第1刷発行の「南風 椎」さんが訳したオノ・ヨーコさんの本『grapefruit juice』なにを、今更という感も否めないが、初めて手に取った。
もともとは英語版として発売されていたそうで、この本によると原書は1970年発行ということになる。その原書から言葉を選んで訳しなおし33人の写真家とのコラボレーション。
なんのことはない、短い文章と写真の組み合わせの最近よく見かける本。
パラパラっと見てまず買うに至らない本の部類と思いながら棚に戻した。
しばらく、他の本を物色・・・釣りの本・ミステリー・話題の本・雑誌・etc…
本屋にいる間、頭の隅っこから『grapefruit juice』が離れない
購入する本を決めレジへ、その手にはしっかり『grapefruit juice』
1970年の文章、英語のままだったらおそらく見向きもしなかった。
南風 椎さんに感謝します

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