Glissando 73 : Tulala

[画像準備中]

購入:2012/5/26
【長さ】7.3ft
【テーパー】ファストテーパー ※ファイト時レギュラー(グラスコンポジットのため)
【ライン】PE 8~20Lb/フロロ・ナイロン 8~16Lb
【ルアー】1.8g~56g
【対象魚】2~15Kgの魚

四国にアカメを狙いに行きたくて購入(まったく行けていません)
なんでも竿という売り文句ですが、グリップの長さと重さの影響で、それほどなんでもな感じではないかも。


メーカーサイト
:生産休止モデルで旧ページの為いつまで残っているかわからないので、引用しておきます。

-以下引用-
Tulala Glissando 73

ツララグリッサンド73/ミドルレングスで操る、
サーモンフィッシング用ロッド

Glissando=グリッサンド。楽器のテクニックで、高音域と低音域の間で、滑らかな移行を表現する奏法。ピアノの場合は手の爪側を使い、右から左、または左から右へ滑らせて演奏する。ギター等の弦楽器の場合は運指の指を弦に乗せて滑らせる。

1.8gのスプーンから56gのビッグベイトまでを存分にキャストできる、
パワフルなサーモン/トラウト用のロッド

刺さりきっていない針先を常に皮膚にあてがい続けるためのソフトなティップ、一気に貫き、周囲に走られないように強引に戦うための強靭なバット。この相反する二つが同時に存在できる竿であれば、サーモンフィッシングにおけるバラシの数は劇的に軽減します。

理想はグラスティップのカーボンバットによるコンポジットとなるでしょう。しかし、これまでに存在した従来型のグラスコンポジットロッドでは、重いグラス素材のために先端に偏った重心を生じるため、トウィッチ等の細かい操作やキャスト精度においてはバランス面で大きな問題を抱えていました。

また、どうしてもコンポジット部分が弱くなり、異なるパワーの移行も極端となり、使いこなせるアングラーが少なかったのです。これらの歴史からか、グラスコンポジットロッドはいつの間にかメバル用等の細い番手の竿にしか使用できない技術のように思われていました。

ところが、この数年でコンポジット技術はいつの間にか進化しており、先調子から胴調子までの極端なパワーシフトを全く感じさせない自然で滑らかな移行が可能となっていたのです。出来上がったサンプルブランクスは、まるでグリッサンド奏法のように滑らかで、軽量でした。小川健太郎がこの技術に感動したことからはじまったのが、この ツララ グリッサンド シリーズです。

★小川健太郎、初のプロデュースロッドとなる『ナンデモ・スピニング/強』(文/小川健太郎)

初めて自分自身のロッドを制作するにあたり、従来の市販ロッドに望めない形を求めました。その希望は二つ。一つは少年期に愛用していたテレスコピック(振り出し)ロッドの二番目ブランクスだけを仕舞って詰めたような、ソフトティップでハードなバットの操作性重視な形。もう一つはフロントグリップを排除し、その部分に薄いゴムを巻きつけることにより、フロントグリップ部分を広く取れるという、無意識下でもファイトに対応できる形。

この二つの要望を高次元で融合できるのであれば、と、グラスコンポジットのロッドを現代の技術で制作してみたわけです。意外なことに、全てのサンプルが想像を絶するほどにスムースなシフトを得ていることに驚きました。これを元にいくつかの対象魚を選択、第一弾はこの技術をもっとも欲しているサーモンフィッシングのためのロッドに仕上げました。
ソフトティップから想像できない圧倒的パワー

テストでは90前後のサーモンでも必要以上に走らせることなく、リフトアップまでこなすことが可能でした。(※実釣ではガイドの足に負担が掛かりますので推奨できません。)また、テストアングラーの実釣で90アップのアカメもポンピングで寄せることができたそうで、ソフトティップから想像できない圧倒的なパワーに驚かれました。

見た目やちょっと触っただけでは普通な竿ですが、限界までテストするとかなり極端な設計であることがおわかりいただけます。すべてはサーモンフィッシングの特殊な環境のためです。

73というミドルレングス

肩を寄せあうように並ぶアングラーの列に混じって、左右に迷惑をかけずにキャストできる精度。

バットパワー

貫通力と左右に走らせないために必要なのは、純粋なバットパワー。

ソフトなグラスティップ

クチ回りに触っただけの状態で、刺さりきっていない状態の針先をフッキングの瞬間まで確実に皮膚にホールドさせ続けるためのソフトなティップ。

ルアーを意のままに、という副産物

例えばラトリンログやロングAのような13センチ程のミノーを、ワンキャスト中に40回程にも及ぶ連続トウィッチをしようとしたとしましょう。おそらく硬くて短いロッドになると思います。スピニングでは糸フケができるため、急なバイトに備えられないかもしれません。

前述のサーモンへの要望を踏まえて完成したグリッサンド73は、結果、トウィッチにも効果を発揮することになりました。元々少年期に数百円で購入していた安いテレスコピックロッドの二番ブランクスを詰めて使用していたのですが、これはソフトティップでリップが水を噛む状態を作りつつ、手首の負担を軽減するための工夫でした。

これにより、次々と魚が掛かる竿を作ることは出来ました。しかしながらこのテレスコピックロッドでは継ぎ目に負担がかかり、大きな魚が掛かる度に次々と破損していったのです。

この少年期の体験から、「トウィッチは水噛みのコントロール」というキモを得ていたにもかかわらず、技術面からランディングパワーまではまさか達成できないだろう、と勝手に納得していたのです。それから二十年近く経ち、まさかその頃の夢のような竿が自在に作れるような時代になるとは思いませんでした。

このロッドを手にした方には、そのパワーやキャスト精度もさることながら、是非このルアーアクションの操作のほうも、心ゆくまで楽しんでいただきたいと思っております。

グリッサンド73 -スペック-

【長さ】7.3ft 【テーパー】ファストテーパー ※ファイト時レギュラー(グラスコンポジットのため) 【ライン】PE 8~20Lb/フロロ・ナイロン 8~16Lb
【ルアー】1.8g~56g 【対象魚】2~15Kgの魚
サーモンから他の対象魚をお考えの皆様へ

グリッサンド73でサーモン以外の魚を狙う場合、オススメの魚体重があります。それは 2kg以上の魚。もちろんそれ以下の重量の魚へも使用は出来ますが、この場合のみ、しっかりとしたフッキングを要します。バスやフッコクラスのシーバス、メッキ、メバル、管理釣り場のトラウト等、軽量の魚への流用をお考えの方は2011年発売予定のライトなグリッサンドをお待ちいただければ幸いです。

対象魚種の重量目安は2kgから15kg、キャストできるルアーは3g〜80g、ラインは4号までを目安として下さい。キャスト精度と持ち運びの効率を重視するため、ガイド径は細く、リーダーは短めの設定です。このため8号ナイロン等の太いナイロンリーダーは長く取った場合、ガイドに巻き込むことができない場合があります。フロートを使ったサーモン仕掛けの場合はウキ下1mまでが理想となります。

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