omou tokoro

パソコンをさわりインターネットに繋げてから「ことば」の難しさを時々感じる。メール・チャット・掲示板・ブログ。メールは手紙のようなもの、チャット・掲示板は会話、ブログは形態により変化する。
いかに短く表現するか、短く表現することにより生まれる誤解。一度生まれた誤解を解くには膨大な「ことば」を消費する。対面して話しているのとはワケがちがい、活字より受ける印象は読む側の精神状態・気持ちいかんで、よくもわるくもどちらともとれる言葉がすごく多い。日本語のあいまいさ・美徳であり弱点。そんなことをぼんやり思っている時に『オウバアキル』三角みづ紀のごく一部分だけだけど目にする機会があった。
詩の表現方法は無数にあるのだろう、短い言葉で表現している。中原中也賞なだけあり自傷・陰惨・陰鬱な印象を受けたのだけど、全く好きではない内容なんだけれど言葉の使い方が面白い。文章にした時、段落の変え方(言葉の切り方)でことばの与える印象が変わるのだなと知る、話し言葉でも変わるだろう。少しことばを切るという事を意識してみたくなった。

カテゴリー: book パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*